長野盆地周辺 天城山(694.6m)、鞍骨山(798m) 2015年10月1日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 8:42 駐車場所(林道)−−8:59 斜面取付−−9:18 二本松峠−−9:25 天城山−−9:32 二本松峠−−9:44 送電鉄塔−−9:55 鞍骨山 9:57−−10:03 送電鉄塔−−10:06 巡視路を離れる−−10:16 林道−−10:33 駐車場所

場所長野県長野市
年月日2015年10月1日 日帰り
天候
山行種類一般登山+藪山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無尾根上はあり。尾根から林道間は無し
籔の有無植林でほぼ無し。二本松峠から北に下る廃道は藪っぽい
危険個所の有無無し
山頂の展望天城山:無し
鞍骨山:北方向に少しだけあり
GPSトラックログ
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コメント天城山〜鞍骨山間を結ぶ尾根の北側を通る林道から強引に周回。尾根上は登山道があるがイマイチ薄い。林道〜尾根間は道無しで植林帯を適当に登る。鞍骨山は城跡が残っている




カーブに駐車余地発見 作業道らしき場所から取り付く
道らしい形 しかし進むと廃道上は藪が覆う
藪を避けて歩きやすい斜面を登る 時々廃道を横断
やや西寄りに斜面を登る 尾根に出た
二本松峠となっている 登山道があるようだ
反対側の更埴側から道があるようだ 鏡台山まで道が続くらしい
西へ登る 天城山山頂
山頂標識 古墳とのこと。石室か?
二本松峠から今度は東へ 送電鉄塔
ここだけちょっと草っぽい まだトリカブトが咲いていた
城跡の石垣らしい 道が薄い斜面を登る
鞍骨山山頂は城跡だった 山頂標識
鞍骨山山頂から見た長野市街地 帰りは北に下る送電線巡視路へ
ここで左の斜面へ入る カモシカ登場
小尾根に乗る ヌタ場
尾根を下る もうすぐ林道
林道に出た 車到着


 妻女山に続いて天城山と鞍骨山。当初はこれらに象山や薬師山をつなげて歩こうとも考えたが、時間がかかって午前中には終わりそうもないので今回は分割。これらをつなぐ尾根の北側に林道があるので、これを使ってアプローチを考えた。

 妻女山から先にも林道が伸びていて天城山近くまで入れる林道もあるが、入口には悪路で2WD車通行困難との看板が出ていて諦める。代わりに水平方向へ伸びる林道へ。こちらは途中までは道はまあまあだったが、途中から草刈されておらず草木が両側から盛大にはみ出すようになる。ちょっとヤバそうな雰囲気になったので車を止められる場所を探しながらゆっくり走ると小尾根を越えるところに駐車余地を発見。ここから歩くことにした。現在地が不明だが、おそらく天城山はまだ先だろうと林道を歩いて進むことにした。これは地形図上では林道から尾根へ破線が上がっているからである。まあ、実際のところ廃道化している確率が高いと想像したが。

 林道は大きなアップダウンはなく、道の両側の草木のはみ出しは同じような状態が続いた。取り付き易そうな斜面を探しつつ歩いていると植林の作業道らしき筋が斜めに上がる場所を発見。どうせ上に行けば尾根に出るのだからどこでもいいかと入ってみる。道形は明瞭だがジグザグを切って小尾根に乗ると地面が凹んだ状態になり、里山の神社の参道っぽくなるが、同時に藪っぽくなり歩きにくいので横にできた獣道へ移る。こうなると道形を進む意味は無いので歩きやすい斜面を適当に上に向かって登っていく。基本的に植林帯が続くので藪は無いと言っていいだろう。廃道化した道形はジグザグに付いているようで時々横断する。標高は低いがもう秋が深まりつつあり気温は低めで大汗をかくことはなかった。

 高度を上げると尾根が見えてきた。おそらく天城山と鞍骨山を結ぶ尾根だろう。地形図を広げて林道の傾斜から斜面のどの辺に取り付いたのか見当を付け、ここは尾根上のどこか予想すると天城山より東側にきている可能性が高そうだ。進路を右(西)に振って斜めに上がっていく。

 植林を上りきると尾根に到着。そこは鞍部で標識が林立していた。尾根上には登山道があったのだ。「二本松峠」と書かれている。杏の里、つまり更埴市側から登山道が上がってきているようだ。ただし、関東と違って道は濃いとは言えない状況だ。ただし藪は皆無なので歩きやすい。

 まずは西の天城山へ向かう。植林尾根の緩やかな登りですぐに山頂。山頂は樹林に覆われて展望皆無。三角点と山頂標識があるだけ。この標高だから仕方ないだろう。山頂には石組で囲まれた凹んだ場所があり古墳の看板が。石室だろうか。写真だけ撮影して峠へ逆戻り。

 次は鞍骨山。このまま尾根上を進めばいいので地図を読むほどではない。途中、送電線が尾根を越えているので送電鉄塔があるはずだ。帰りはこの巡視路を途中まで利用しようと思う。

 鞍骨山方面の道は天城山方面よりさらに一段と道が薄くなっていたが、基本的に植林が続くので藪は無い。1箇所だけ低い草が茂った中を踏跡が突っ切っている個所があったくらい。草の実がズボンに張り付く。秋の低山ではよくある光景だ。

 送電鉄塔を通過、送電巡視路は鞍部で左に逃げている。帰りはこちらに進むがまずは直進。尾根上に小さなキレット状の地形が見られたが、どうやら城跡の空堀らしかった。鞍骨山山頂が近づくと尾根が切り立って尾根上を進めなくなり踏跡は右へと迂回する。赤テープがあるくらいなので道はかなり薄い。上部を見上げると小規模ながら石垣が残り、山城らしい雰囲気だ。

 少し露岩の目立つ斜面を登りきると平坦な山頂に到着。城跡の案内看板が出ている。山頂の不自然な平坦さが人工的に造成されたことを物語っている。この山頂には三角点はない。最高点は東側の削り残し?の盛り上がりだ。周囲は樹林で展望は悪いが、北側のみ少し市街地を見ろせる場所があった。

 時間があれば象山までと思ったがやはり今日はここまで。送電線巡視路に乗るが地形図を見る限りでは次の送電鉄塔は帰りとは逆の東にあるので適当に斜面に入って植林帯を下っていく。動物の気配がしたのでよ〜く見ると樹林の向こうでカモシカが固まっていた。間の木が多くきれいな写真とはならなかったが熊でなくてよかった。ちなみに今回も熊鈴を鳴らしながら歩いていた。

 途中、鹿のヌタ場らしき水溜りを通過、小尾根を下ると林道に出た。あとは林道を西に歩いて車に戻った。そして帰りがけに大きなホームセンターに立ち寄ってアンテナ設置用資材を購入してから自宅に戻った。


 帰ってからネットで調べたら例の如くDJF氏の記録がヒット。彼は冬場に妻女山、薬師山、天城山、鞍骨山、象山と結んで歩いていた。本来、日帰りならこのくらいが適当だろう。まだまだ私の未踏峰が周囲にたくさんあり、しばらくは楽しめそうだ。

 

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